クリスマスはイルミネーションで決まり!

クリスマスはイルミネーションで決まり!

12月に入り、いよいよ冬らしくなってきました。2013年も残すところあと1ヶ月です。皆さん、クリスマスのご予定は決まりましたか。高級ホテルでお食事したり、テーマパークに足を運んだり。どこに行くにもお金がかかっちゃいますよね。年末年始は何かと物入りですし、出来ればイベントごとの予算は安く済ませたいもの。そんなときには全国のイルミネーションを観にいくと言うのはどうでしょう。イルミネーションならロマンチックで雰囲気もいいので女の子も喜びますし、公共のイベントなら特別な料金もかかりません。冬の冷たい空気の中、肩を寄せ合ってキラキラ輝く光を眺める・・・クリスマスデートはイルミネーションで決まりですね!

イルミネーションとは

イルミネーションは、電球、発光ダイオード(LED)、光ケーブルなどを使い淡い光の光源を集めて、電飾看板や風景などをかたどり、夜の闇に幻想的な風景を作り出す装飾のことを言います。イルミネーションの起源は16世紀にさかのぼり、宗教改革で知られるドイツのマルティン・ルターが考えたと言われています。彼は夜、森の中で煌く星を見て感動し、木の枝に多くのロウソクを飾ることでその景色を再現しようとしたのだそうです。日本でのイルミネーションの始まりは、1900年4月30日、神戸沖において行われた観艦式でした。夜に各艦船が発行して海面を照らすその光景は荘厳だったことでしょう。明治時代には、大阪や東京の勧業博覧会でも盛大なイルミネーションが行われるようになります。このイルミネーションの普及には、舶来品を扱う明治屋が銀座に進出したことが大きなきっかけとなっています。1905年の新聞には「例年になくイルミネーションが花やか」という記事が見られることから、このころには一般にもイルミネーションが認知されていたことが伺えます。現在日本では、クリスマスツリーなどの形状でイルミネーションを広く見ることができるほか、観光名所としても大規模に展開されることが増えてきています。また、個人の民家においてもクリスマスシーズンに向けて、家の周りをきれいな電飾で飾ることが増えてきました。光源には豆電球やムギ電球が用いられてきましたが、球切れが多いことや、消費電力の問題、電球の発熱が樹木に悪影響を及ぼすことなどから、コストの点にやや難点がありました。しかし最近では、高出力の発光ダイオードが安価に手に入るようになり、耐久性や発熱面、ランニングコストが格段に改善されるようになったことから、発光ダイオードを使用したものが増えています。青色発光ダイオードや白色発光ダイオードの台頭やその圧倒的な表現力により、特に青や白が多用される傾向にあるようです。イルミネーションが特に多い都市は「イルミネーションシティ」と呼ばれることがあります。また、個人の家を電飾で飾って楽しむ人を「イルミネーター」と言います。

日本のイルミネーションシティ

  • 東京都新宿区
  • カレッタ汐留
  • 大阪市

海外のイルミネーションシティ

  • タイムズスクエア(アメリカ合衆国ニューヨーク)
  • ラスベガス(アメリカ合衆国ネバダ州)
  • 香港(中国)

ハウスイルミネーションと商業イルミネーション

日本のイルミネーションデザインは主にハウスイルミネーションと商業イルミネーションの2種類に分けることが出来ます。ハウスイルミネーションとは、量販品店やオンラインショップ、ホームセンターなどで取り扱われている市販品のイルミネーションを使用し、各個人の家屋やマンションのベランダなどにコーディネイトを行うことです。既製品のモチーフやチューブライトを組み合わせて様々な表現を行いますが、オリジナリティを生み出すのが難しく、デザイン性ではなくボリュームや点滅の派手さでコーディネイトが行われることが少なくありません。一方、商業イルミネーションは小空間におけるイルミネーションであり、クリスマス販促の一環として行われることがほとんどです。そのためクリスマスセールの店内POPやキャンペーンなどとあわせて行い、施設全体での盛り上がりを図って大規模なイベントになる施設もあります。ライバル施設との差別化を図るため、オリジナルのデザインを取り入れることが多く、ディスプレイの延長でデコレーターなどがデザインすることもあります。その場合はデコレーションがメインになり、アクセントとしてイルミネーションが織り交ぜられているのが特徴です。その他にも、日本には数少ないイルミネーション専門のデザイナーが存在します。

イルミネーションデザイナー

日本には海外では珍しいイルミネーション専門のデザイナー「イルミネーションデザイナー」という職業が存在します。商業イルミネーションにおいては、大掛かりな電気工事や工作物がデザインに組み込まれるため、多岐に渡る高い知識と経験が要されます。その施工の流れは建築現場に近いものがあるのも特徴です。そのためイルミネーションデザインという業種においては、第2種電気工事、2級建築程度の知識を有していることが望ましいとされていて、それらの知識があれば効率的な空間デザインの企画提案ができるのだそうです。イルミネーション自体の周知度は高いのに比べて、イルミネーションの専門デザイナーの存在と必要性の認知は低いのが実情です。イルミネーションデザイナーの他に、ディレクター側の立ち位置にあたり、ほぼ同意義ではありますがイルミネーションプロデューサーという業種もあります。

日本の主なイルミネーションイベント

  • さっぽろホワイトイルミネーション(北海道札幌市)
  • SENDAI光のページェント(宮城県仙台市)
  • つくば光の森(茨城県つくば市)
  • 表参道イルミネーション(東京都渋谷区・港区)
  • NIIGATA光のページェント(新潟県新潟市)
  • 長良川イルミネーション(岐阜県岐阜市)
  • OSAKA光のルネサンス(大阪府大阪市)
  • 御堂筋イルミネーション(大阪府大阪市)
  • 神戸ルミナリエ(兵庫県神戸市)
  • 光の街・洲本(兵庫県洲本市)
  • 飛鳥光の回廊(奈良県明日香村)
  • ひろしまドリミネーション(広島県広島市)
  • 高松冬のまつり(香川県高松市)
  • きらきらフェスティバル(長崎県佐世保市)

イルミネーションと光害

星の光の再現から生まれたというイルミネーションですが、その美しさとは裏腹に色々な問題を抱えていることも事実です。イルミネーションの光は夜空に輝く本物の星明りを弱めてしまいます。天体観測に影響が出るばかりか、イルミネーションの光が民家に差し込み、睡眠障害を起こしたり、プライバシーを侵害することになったりと苦情が出ることもしばしば。こういった一連の問題は「光害」と呼ばれています。過剰なイルミネーションは、人間の生活に影響を及ぼすほか、動植物の健康にも悪影響を与える場合もあるのだそうです。また、暗い夜道でイルミネーションの光源から届くまぶしい光が目に入ると目がくらんでしまい、車の運転者や歩行者にとっては事故の原因となるほど危険です。また、「灯台下暗し」という言葉があるとおり、イルミネーションで明るくした部分があると、イルミネーションの光が当たらない影の部分は非常に見えづらくなってしまい不審者にとっては都合のいい隠れ場所となるため、防犯上危険と言う声もあります。また過剰なイルミネーションはエネルギーの浪費にも繋がります。近年は発光ダイオード(LED)やソーラー発電を使用し「エコ」をアピールする例が増えていますが、LEDの普及に伴ってイベントの規模が大きくなったり、個人住宅の庭などにイルミネーションを施す例が多くなりました。そのため、使用する電球の個体数そのものとしてはLED普及前と比べて大きく増加した可能性が高いのです。エネルギーの浪費が増えることにより、ヒートアイランド現象や地球温暖化の進行を一層促しているとも言われています。このように、イルミネーションは美しいだけでなく問題点も多々抱えています。イルミネーションを鑑賞する際には、そういった問題があることも頭の片隅に入れておいてください。